はじめに
N1読解の勉強には良い問題集・参考書が必要
JLPT日本語能力試験のN1に合格したいけれど、読解が苦手で苦労している人、読解の数が低くて合格できない人、こうした人は多いのではないでしょうか。
合格に近づくには、N1読解を効率よく勉強できる参考書や問題集が必要です。問題作成者としての経験が豊富な私だからこそ、その情報をお伝えできます。
N1に合格できるのは10人のうち3人
こちらは、読解受験対策を通して、JLPT日本語能力試験で一番難しいレベルのN1合格を目指す学習者向けのサイトです。
日本語能力試験JLPTのサイトを確認したところ、JLPT日本語能力試験N1の認定率は、およそ30%。合格できるのは、10人に3人だけなのです。
簡単には合格できません。
特にN1読解は、日本語母語話者の成人が解いても、難しいと感じる内容です。
どうも!夢ノ富士 雅久(ゆめのふじ まさひさ)です。
私、夢ノ富士は、日本語教育歴が20年以上あり、日本語教育歴=日本語や国語の問題作成歴でもあります。
問題作成者としての経験豊富な私だからこそお伝えできるN1読解攻略のポイントがあります。
それをご紹介することを通して、皆さんがN1に合格できる助けになればと思い、このサイトを作りました。
このページが役に立つ方
- JLPT日本語能力試験の最上位レベルN1合格を目指す日本語学習者
- N1読解の受験勉強・合格のコツを知りたい人
- N1読解を効率よく勉強できる問題集・参考書といった対策本が欲しい人
このサイトの運営者について
- 日本の国立大学大学院修士課程修了。
- 日本語教育歴=日本語の問題作成歴、20年以上。
- 国内外での公的機関の日本語の試験問題作成の経験者。
JLPTの問題作成、対策では私が横綱です!
このサイトページの特徴
・公的機関の試験問題作成の経験を国内外で積んできた、経験者ならではの観点で、N1読解攻略のポイントをご紹介します。
・すべてN1レベル相当の日本語で紹介します。JLPT日本語能力試験N1レベルは、最も難しいレベル。このページの日本語を読んで、考えたり、実際に行動に移すことができれば、N1レベル合格にさらに近づきます。
良い問題集・参考書が必要な理由
こちらの記事でお話した通り、JLPTのN1は、10人のうち、3人しか合格できない、最も難しいレベルの試験です。
合格するためには、効率よく学習することが大切になります。
その一つが、良い試験対策本を選んでそれを繰り返し解くということです。
そこで、このページでは、問題作成の経験が豊富な私がおすすめする対策本をご紹介します。
良い対策本を選ぼう
現在、JLPT日本語能力試験N1の試験対策用の本はたくさん出ていますよね。
Amazonで”N1読解”と検索すると対策用の本が何十冊も出てきます。
その数多くの対策本の中から、合格できるだけの準備・対策が可能な本を見つけるのは大変です。
試験の当日までに十分な勉強時間やたくさんのお金があれば、対策用の本をいろいろと試してみることもできます。
でも、多くの皆さんは、そんなにお金や時間を費やしたくないでしょう。短い期間でも確実に合格に近づける対策本で勉強したいはずです。
JLPT日本語能力試験N1の特徴・内容が可能な限り正確に踏まえられた、良い対策本に出会えれば合格に近づきます。
そこで、公的機関の試験問題作成の経験を国内外で積んできた私が、皆さんに自信を持ってお勧めできるN1読解用の受験対策の本をご紹介します。
問題作成経験者おすすめの問題集・参考書4選
公的機関の試験問題作成の経験者がお勧めするN1読解の対策本は4冊
おすすめする対策本は4冊です!
1)日本語能力試験 公式問題集 N1
2)日本語総まとめN1読解
日本語総まとめN1読解は、増補改訂版の刊行が予定されています。
3)新完全マスター読解 日本語能力試験N1
4)とりあえず日本語能力試験対策 N1 読解
by上田 暢美 (著), 内田 嘉美 (著), 桑島 卓男 (著), 糠野 永未子 (著), 吉田 歌織 (著), 若林 佐恵里 (著), 安達 万里江 (著)
発行年: 2021/9/9
JLPTN1読解攻略のためのおすすめ対策本の使い方
1)JLPTN1公式問題集の「読解」問題を解く
- この対策本が向いている人:読解が得意不得意に関係なく、みなさんにお勧め。
- この対策本の良いところ:実際の問題形式・問題数や傾向がわかる。
まず、試験問題の特徴や傾向を知ることが大切です。
それには、公式問題集が一番です。
現在、公式問題集は2冊出版されています。
2冊両方に挑戦してみると良いですが、どちらか1冊であれば、最新刊の第二集をお勧めします。
理由は、新しい試験が始まってすぐの2012年に出た最初の公式問題集よりも、第二集の方が皆さんが実際に受ける試験の傾向が現れていると思うからです。
ということで、まず、N1の公式問題集の「読解」問題を解きましょう。
全然わからなくても、できなくても良いです。
公式問題集に取り組む目的は、どんな問題が何問出るのかを確認することだからです。
2)『日本語総まとめN1読解』で短期的に学習する
この対策本が向いている人:
- 読解が苦手な人
- 読解問題を解くときの基本を知りたい人
- 短期間で計画的に学習を進めたい人・独学で勉強している人
この対策本の良いところ:
- 6週間(第1週から第6週までの構成)の学習で読解を解くポイントがわかる
- 各週の学習テーマに沿って毎日2ページずつ学習するので、負担感が少ない
- 読解問題だけではなく、文法問題の「文章の文法」の練習・準備から始められる
- 漢字にルビがついている
- 練習問題文の中で難しい文やポイントになる文に英語・中国語・韓国語で翻訳がついている
- 英語とベトナム語の翻訳がついた冊子もある
次に取り組む対策本としておすすめなのが、『日本語総まとめN1読解』です。
読解が苦手な人の悩みとして、
「漢字が難しい」
「語彙や文法がわからない」
「長い文章に慣れていない」
「解き方のコツがわからない」
といったことがあると思います。
こうした悩みを解決してくれる本です。
3)『新完全マスター読解 日本語能力試験N1』でじっくり取り組む
この対策本が向いている人:
- 試験と同じ難易度の文章や解説を通して試験の準備をしたい人
- 日本語の文章を読むことが好きで、解答するときのポイントをしっかり学びた人
- 授業の対策講座でのテキストとして
この対策本の良いところ:
- 実際の試験問題の難易度が意識されている。
- 問題例が豊富である。例題があり、68題の練習問題があり、模擬試験が1回分もある。
- 解答のポイントを視覚的にわかりやすく説明している。
- 漢字にルビがついている。
- メール文や統合理解、情報検索の例題が多く解説もしっかりしている。
『新完全マスター読解 日本語能力試験N1』は独学で取り組むには難しめの対策本ですが、問題数も解説も多いので、しっかりと学習できます。
読解のポイントがわかるまでこの本を繰り返して学習すれば、力がつきます。
4)『とりあえず日本語能力試験対策 N1 読解』で直前対策
この対策本が向いている人:
- 実際の試験問題の形式に慣れたい人
- 試験の直前対策をしたい人
- 模擬試験をいくつか解きたい人
- 自分で考えて問題を解きたい人
この対策本の良いところ:
- 実際の出題順、問題形式(内容理解/短文・中文・長文・統合理解/主張理解/情報検索の大問で25題)で構成されている。
- それが5回分ある。
- シンプル。語彙や文法、解答のポイントもない。「解答・解説」ページに不正答の理由が簡単に書いてあるだけ。
『とりあえず日本語能力試験対策 N1 読解』は、実際の試験のように問題だけで構成されているので、問題を解くことに集中できます。
冊子は薄いですし、重たくないので、移動中などのちょっとした時間でも取り組めます。
細かい解説は不要で、問題の形式に慣れたり、自分でN1読解相当の語彙や文法を確認したい、解答のポイントをつかみたい人にお勧めです。
また、試験の直前に読解の力を確認するのにも使えますね。
まとめ
公的機関での日本語の試験問題作成経験者がおすすめする4冊の問題集を使って合格を目指そう
N1読解の試験対策には、試験問題作成の経験豊富な夢ノ富士雅久がおすすめするこちらの4冊の問題集・参考書を使って、効率よく学習していきましょう!
おすすめはこの4冊!
N1読解の勉強法についても学んで効率よく学習しよう
おすすめの問題集・参考書をさらに効果的に使うために、このサイトでは、N1読解を攻略するための勉強方法についてもご紹介しています。
そちらもぜひ参考にして、合格を目指しましょう!